Instruments

ギター大計画(その3)


出物発見(ベースとなる楽器)

 あまり高価でない(&鳴り過ぎない)がしっかりしている楽器を探せ!
 目標があると楽器屋パトロールも熱が入ります。  ひと月ほどして見つけました。"Antono Lopez Classico"、スペインの「ベルナベ」 という有名な工房で製作された普及モデル。このベルナベ工房のハイエンドの楽器は200万円を 軽く超えます。"Antonio Lopez"シリーズは30万〜80万くらいで、 2年ほど前から何度か50万クラスの楽器を試奏していい感触だった楽器です。 しかしピックアップのついてない楽器ならすでに「アントニオ・マリン」も持っているし、 値段もなかなかのものなので、2の足を踏んでいました。この度みつけたのは、 定価30万円クラスで売値は12万円台、安い!!!
 最初中古ということだったのですが、話をよくきくと、「若干訳あり」のために、 新古品処分ということだったようです。早速これも弾いてみました。
 「いいじゃん」。以前に弾いてみた同シリーズ50万円の楽器と似た感触です。 ストレートで明るく元気のいい音色、鳴りも悪くない(ここらへん微妙ですが)。  とりあえず「商談中」で押さえてもらい、「訳あり」の内容を含めよく考えました。 で結局、翌々日に「お買い上げ」、さっそく連れて帰りました。こんな楽器です。
 見かけはごく普通の楽器。音も至って標準的です。しかし、ごく普通のアコースティックの いい音をアンプから出すのは意外と大変で、私だけでなく世界中のアコギ弾きが苦労している ポイントです。(ネットを見ると「世界中」というのが大げさでないことが分かります)。
 アンプを通さない生音を「アントニオ・マリン」と比較すると、やはり違いは歴然です。 一言で言えばマリンの方は音に個性があるということになるでしょう。楽器の音そのものに主張と存在感が あります。名器といわれるような楽器に共通する特性で、その点では価格差以上の差が あります。しかし、その違いがジャズのライブ演奏で聞えるかどうかはまた別問題、 今回買った楽器の「標準的だが元気のいい音」はライブにおいては十分であると判断しました。
 さて、楽器も用意したし、今度はピックアップを取り付け。ところが、これが思っていたより ずっと大変で「ピックアップ地獄」に陥るはめに!
<続く>


<楽器>トップにもどる