Essay

時にはなめてかかれ?(ホリエモンVSフジテレビ)


 毎度テレビをお騒がせの「資本主義戦争」ですね。
今朝(2005/3/24)のニュースではニッポン放送の社員などは実に面白くなさそうな顔をしていました。 これは単に買収されることが面白くないということ以上に 「わけのわからない若造に今までの仕事のやりかたをひっくり返されてはたまらない」ということで、 戦々兢々としている感もあります。
 いってみたら「ホリエモンはジャーナリズムをなめている(わかってない)」というようなことでしょうか。 たしかに「金とアタマと度胸を武器にして」という彼のやり方は、そう思わせるところが多々ありますから。
 しかし、物事の在りようというのを大きく変える力があるのは、この、大人から見ると 嘆かわしい「なめた考え方」の方なのですね。物事の難しさというのをあまりにも学習してしまうと、 なかなか思い切った変革はできないものです。 だからニッポン放送、フジテレビもこのピンチは実はチャンスかも知れない。 もちろん、そういうやりかたはリスクも大きく、転ぶとタイヘンとは思いますが。
 私も近頃「音楽は難しい」と思うことが多いです。やはりいろいろ経験すると... 「経験値の罠」にはまるのか?経験値は音楽をやっていく上でとても大事だけれど、 時にはリスク覚悟で「音楽をなめてかかる」のも必要かなあ。




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