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ライカIIIf(カメラ)



 「番外編」ということで楽器以外のアイテムをご紹介。
 「札幌」のページのような散歩写真にはぴったりのクラシックカメラ。 50年も前に製造されたカメラで、 もともとは私の父がその当時に買ったモノですが (ビックリするくらい高価だったはず)、オーバーホールをして、 現役バリバリです。 写りもそこらのコンパクトカメラには負けません。オリジナルのレンズは モノクロフィルムの時代のレンズなので、カラーバランスは今ひとつですが、 レンズ交換式なので最新鋭のレンズをつけることもできます。(昔のライカに つけられるレンズを今でも製造しているメーカーもあるのです。)ただしすべて手動 なので、光を読んで露出を決め、ピントも自分であわせます。時々失敗もしますが、 こういうアイテムは「不便さを楽しんで使いこなす」のがコツです。
 私の好きな写真家、田中長徳氏も指摘していますが、 このカメラの面白いところは、取り出すとお話が始まるところ。 「すごいカメラだね!」っていうのは大体おじさんが多いですが、 若い人も意外と?反応してくれます。「そんなので撮れるの?」という人もいます。
 いずれにしても、「おや、これは何だろう?」と目を引く力の強い機械です。 デジカメと違って、「ちゃんと撮れるよ」とその場で証明できないのが ちょっと残念。


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