
現在の私のメインギター。西野さんという手工ギター製作家の手作り楽器です。
買った当時、西野さんという製作家は全く知りませんでしたが、楽器屋で「一目ぼれ」しました。
値段は当初買おうと思っていた楽器の3倍くらいしたのですが、実際に弾き比べてたら、
差が歴然としすぎでした。それ以来10年以上、何回かの修理をしながら、
かなりハードに使っています。
アンプを通した音のクオリティという点では、同種の楽器でこれを越える
楽器には出会っていません。実際には楽器だけでなく、
西野(ギター)+BOSS AD-5(エフェクター)+AER BINGO(アンプ)
という組み合わせがよいのだと思います。(この3点セットは音だけでなく可搬性もよく、
電車で持ち運びも可能なのでとても便利)
ただ、使い倒している楽器なので、調子が悪くなった
時のスペアは用意しておきたいとは思っています。(車と同じで、そういうことを
すると
楽器の機嫌を損ねて本当に調子悪くなるかもしれませんが)
プロフィールでも書きましたが、
もともと「ボサノバが弾きたい」と思って買った楽器です。しかしこの楽器買ってから、
アコースティックギターが面白くなり、とにかくいろいろな曲を弾きました。
- クラシック(主にバッハ、スペインの曲も少し)
- 現代曲(武満徹、ヴィラ・ロボス、レオ・ブローウェル等)
- アストルピアソラのタンゴ
等々の作品は、この楽器を買わなかったら、まず演奏しなかったでしょう。
私の音楽の幅を広げてくれた楽器といえます。
仕事でのメインの用途は最初はボサノバでしたが、
JAZZのヴォーカルの伴奏にも使うようになり、今ではJAZZのインスト(唄なし)
の仕事でも使います。少し専門的になりますが、ガットギターのフィンガーピッキング
でJAZZのグルーヴ感を出すのはかなり難しく、マスターするのに非常に時間がかかりました。
しかし、それだけにガットギターでのジャズのアドリブは簡単には他の人に真似できない
ものを持っているという自信もあります。